この映画の魅力を一言で表すと、「どう生きていくのが幸せなのか、それを考える機会をくれる所」です。
この映画では立場の違う4人の女性が起こした、生きづらい世の中で少しでも幸せに生きるための行動が描かれます。女性が生きづらい世の中というと、例えば「結婚しないのか」や「価値観の押し付け」といったテーマが出てきます。
以下に、予告の動画とストーリーの概要を載せます。
どうでしょうか。興味を持っていただけたでしょうか。
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さて、本作品の魅力ですが、この1点に尽きます。
- 立場が全く異なる4人の登場人物がおり、「幸せ」について様々な角度から考えられる
とても良いメリットなのですが、それに特化しているため逆に下記デメリットもあります。
- ラブロマンス映画のように「心躍るシーン」はない
それぞれ、順に解説していきます。
メリット:立場が全く異なる4人の登場人物がおり、「幸せ」について様々な角度から考えられる
本作品では、下記4人の女性が登場します。
立場・状況 | |
本田まみ | 「いちばんさみしい女とは、一人に耐え切れず”結婚”という密に飛びつく女のこと」などの意見が収録されたエッセイで一躍有名となった作家。ただ、次なるヒット作を書けずにいる。そして、「ずっと独身でいるつもり?」でコメンテーターを務めている。 また、現在は36歳、独身であり、周りに「ずっと独身でいるつもり?」と事あるごとに聞かれる。 そんな中、彼氏にプロポーズされ、結婚への道を進むか迷う。 |
佐藤由紀乃 | 元彼と住むために選んだ家具に囲まれ、元彼と住むはずだった部屋で生活を送っている。 また、本田まみと同年代で、まみのエッセイのファン。エッセイの言葉を支えにして今を生き抜いている。だが、「ずっと独身でいるつもり?」で、まみが弱気な発言に失望し、SNS 上にエッセイをもじった悪口を書く。ただ、その発言がいずれ自分の身に返ってきて… |
鈴木美穂 | 体の関係なしの「パパ活」で生計を立てている。ただ、就活せず、資格も貯金もなし。自分を切り売りしている状態なので、なので、若さが最大の武器。そのため、若さを失っていくことに対して不安や恐れが強い。 |
高橋彩佳 | 専業主婦。日ごろの家事・育児の不満を言えずにいる。 そんな中、主婦向けのSNSを発信しておりフォロワー数も多い。インフルサーとして話題になっている。 |
このように複雑な立場の人が多いです。
その中でも、「パパ活女子の鈴木美穂」は原作にはない、いまの現代を表現した登場人物となっています。
このように、「本田まみの視点では、結婚が幸せなのか」、「高橋彩佳の視点では、結婚後にどうしたら幸せなのか」など、自分にとっての幸せが何かを考える事ができます。
デメリット:ラブロマンス映画のように「心躍るシーン」はない
見出しの通り、胸が高鳴るシーンはないです。
例えば、「本田まみ」は彼氏からプロポーズされ結婚の話が進みます。ただ、このプロポーズシーンにキュンとなりません。また、結婚の話が進む際にも、彼氏や周りの反応から、「結婚に進む事が本当に幸せなのか?」と違和感を感じていきます
なので、「心躍るシーン」はありません。
「このままの行動で本当に幸せなのか?」と問いかけてくるシーンが多いので。
その代わりメリットに書いた、「幸せ」について考えなおす機会は沢山提供されています。
まとめ
今回は、「どう生きていくのが幸せなのか、それを考える機会をくれる」映画を紹介しました。
この映画では立場の違う4人の女性が起こした、生きづらい世の中で少しでも幸せに生きるための行動が描かれています。
この行動が正解なのかは誰にも分かりません。ただ、彼女らが踏み出した一歩は、私たちが「幸せ」について前向きに考える契機にはなってくれます。
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